石井杏奈&伊藤理々杏が語る「人生が変わった出会い」【インタビュー】 | ニコニコニュース


伊藤 (いとう りりあ、2002年〈平成14年〉10月8日 - )は、日本のアイドルであり、女性アイドルグループ・乃木坂46のメンバーである。沖縄県出身。身長154 cm。血液型はB型。 沖縄にいる時は部活にも入らず、学校から帰ると散歩ばかりしていた。 齋藤飛鳥を好きになったことをきっかけに乃
21キロバイト (2,696 語) - 2022年6月17日 (金) 06:15



 NHKみんなのうた」の歴代の名曲を全編に散りばめた、子どもから大人まで楽しめる新作ミュージカル「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうた ミュージカルリトルゾンビガール』」が、8月20日から上演される。本作は、人里離れた森で暮らすゾンビ女の子・ノノと街で暮らす人間の男の子ショウの小さな友情の物語。ノノ役を高橋ひかると熊谷彩春、ショウ役を石井杏奈と伊藤理々杏(乃木坂46)がそれぞれWキャストで演じる。石井と伊藤に公演への意気込みを聞いた。




-石井さんは本作が初のミュージカルになりますね。

【写真】伊藤理々杏(左)と石井杏奈

石井 はい、今はまだ緊張と不安と心配な気持ちがありますが、この作品は元気を届ける作品だと思うので、楽しむことを忘れずに挑戦したいと思いますし、その気持ちがお客さまに伝わるといいなと思います。

-伊藤さんは本作への出演が決まっていかがでしたか。

伊藤 小さい頃から「みんなのうた」を見ていたので、それがミュージカルになるというのも驚きでしたが、自分が出演させていただけるということでさらに驚きました。もちろんプレッシャーや不安も大きいですが、小さい頃から見ていた番組だからこそ、出演できることは本当にうれしくて、お客さまに笑顔を届けるために精いっぱい頑張ろうと思っています。

-制作発表や日比谷フェスティバルで、すでに歌唱披露もしていますが、本作はたくさんの方が知っている楽曲が多いですね。そうした曲だからこそ歌いやすいのでは?

石井 以前からボーカルレッスンは受けていて、今回の楽曲についても、歌の先生と話し合いもしています。ですが、楽曲は知っていても、それを披露するために歌ったことはなかったので、私には難しかったです。ただ、明るい楽曲が多く、懐かしく感じる曲もあるので、歌うのは楽しいです。

伊藤 小さい頃に友達と歌っていたのとはやっぱり別物だとは感じました。今度は自分が届ける側に回らないといけないので、大変なことだと実感はしています。ですが、耳なじみがある曲なので、歌っているとすごく気分が上がって楽しめるので、これから始まるお稽古がすごく楽しみです。

-ショウをどのように演じたいと思っていますか。

石井 転校が多いこともあり、友達となじめるかどうか不安に感じている内気な性格ですが、家族の前でははつらつとして、歌もダンスも大好きな活発な男の子です。人間誰しも二面性があると思いますが、その二面性を表現することがポイントになると思うので、無邪気さと内気な部分をうまく表現できたらと思っています。

伊藤 同じように、内気なところと歌やダンスに対する熱意があるところを意識したいと思います。私も小さい頃は自分の思いを伝えるのが苦手で、でも、同じように歌やダンスが大好きだったので、ショウくんと似ているところがあると思います。なので、自分に照らし合わせながら演じていきたいと思いますし、ほかのキャストさんとの対話やキャッチボールをしながらショウくんを作り上げたいと思います。

-男の子役というのはあまりないことだと思いますが、少年らしさを出そうとは考えていますか。

伊藤 それは意識しています。以前、別の作品で幼い男の子の役を演じたときに、自分は男の子らしく演じているつもりでも、「女の子っぽいね」と言われたことがあったので、どう表現したら男の子に見えるのかは、今から考えています。もちろん、周りの皆さんの演技を素直に受け取って、それを真っすぐに返すのが一番なのかもしれませんが、お稽古でどう表現するのがいいのか探っていきたいと思います。

石井 ポスター撮影のときに「しぐさも男の子っぽくしよう」というお話をしていただいたので、私もそこは意識したいと思います。きっと所作や声の出し方で男の子らしさを出すことができると思うので、まずは自分が思う“男の子像”から試していき、突き詰めていけたらと思います。

-今回、初めて同じ作品に携わるお二人ですが、お互いの印象は?

石井 (伊藤は)19歳とは思えない大人っぽさがあるなと思います。大人数のグループで活動しているからこそ、どこにいても埋もれない“個”を持っていて、しっかりと自分の意見も持っている。ワークショップ(稽古前に行われた事前稽古)でも、果敢に挑戦していく姿を見てカッコいいなと思いましたし、たくさん刺激をもらいました。

伊藤 石井さんは、ワークショップで演出家さんからの言葉を聞いてすごく深いところまで考えていらしたので、私にはないところを持っていることをすごく感じました。私は考えるよりも行動するタイプで、すぐに体を動かしてしまうのですが、石井さんはじっくりと考えて、自分の中でそしゃくされていたので、そういうところに憧れます。

-ところで、ノノとショウが出会い、互いに成長していくという物語の本作にちなんで、人生が変わったと感じた「出会い」を教えてください。

伊藤 やはり乃木坂46との出会いだと思います。私は、もともと乃木坂の大ファンで、アイドルになりたいというよりは「乃木坂になりたい」という思いでオーディションを受けたので、オーディションに受かったことで人生が180度変わりました。何もなかった沖縄の中学生が、上京してたくさんのことを経験させていただきました。その中でお芝居にも出会い、今、こうしてこの作品にも出演することができるようになった。乃木坂がなければなかったことだと思います。

石井 私は、16年に出演したドラマ仰げば尊し」で先生を演じていた寺尾聰さんと出会ったことで、お芝居への思いが大きく変わりました。撮影中も、たくさんお話をさせていただき、お芝居についての大切なことを教えていただきました。そのときに、寺尾さんから「気持ちの流れを分かった上でお芝居をすれば、おまえはもう問題ない」という言葉を頂き、それからは「気持ちの流れ」を自分の中の教訓にして、お芝居に臨んでいます。私にとって芸能界のお父さんのような存在です。今でも連絡を取り合っていて、私が真っすぐに歩いているかを見てくださっています。

-改めて本作の見どころと意気込みを。

石井 子どもたちのパワーが詰まった作品です。大人になった今、私たちが忘れてしまったものに気付くきっかけにもなると思います。私自身は初めてのミュージカルになるので、誠心誠意、自分のできる全てを出して、楽しみながら皆さんにお届けできたらと思います。

伊藤 お子さんには、この先の人生でふと立ち止まったときに、「自分を信じればいいんだ」と思い出してもらえる作品になればいいなと思いますし、大人の方たちには忘れてしまった子どもの頃の感情を思い出していただけたらと思います。今回は、全国各地で公演を行わせていただくので、行った先々で笑顔の輪ができたらいいなと思います。そのためにも頑張ってショウくんを演じていきたいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)




 日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうた ミュージカルリトルゾンビガール」は、8月20日~28日に都内・日生劇場ほかで上演。
公式サイト https://zombiegirl.nissaytheatre.or.jp

伊藤理々杏(左)と石井杏奈


(出典 news.nicovideo.jp)