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「山崎怜奈の言葉のおすそわけ」発売記者会見(3/3 ... - YouTubewww.youtube.com › watch


 乃木坂46の卒業から約8ヵ月。山崎怜奈は、ラジオパーソナリティ、タレント、コメンテーターとマルチな肩書きで多忙な日々を過ごす。彼女の軸にあるのは「言葉」で思いを発するということ。自身初のフォトエッセイ『山崎怜奈の言葉のおすそわけ』(マガジンハウス)にも表れる、言葉へのこだわり、繊細さの裏にあった過去の体験とは。

【写真】さまざまな表情を見せる山崎怜奈 撮り下ろしカット

■悩みやコンプレックスなど「負の感情に取りつかれなくなった」

 山崎のフォトエッセイ『山崎怜奈の言葉のおすそわけ』は、女性向けライフスタイルマガジン『Hanako』(マガジンハウス)の公式ウェブメディア『Hanako ウェブ』で2021年8月から掲載している同名連載の第1回〜第33回までを、豊富な撮り下ろし写真とともに収めた1冊。書籍オリジナルコンテンツとして、お笑いトリオ、パンサーの向井慧や脚本家・三谷幸喜との対談も実現。ラジオパーソナリティ、タレント、コメンテーターなど、マルチに活躍する彼女の“等身大”の思いを凝縮している。

――アイドル時代から書き続けたエッセイが1冊の本に。出版への思いは?

山崎:初の著書『歴史のじかん』(幻冬舎)からわずか2年ほどで、2冊目の本を出版できたのはうれしかったです。ただ、前作が歴史本だったので、ファンの方からすれば、フォトエッセイを出すことになったのは意外だったかもしれません。掲載された写真は自分も好きですし、ファンの皆さんが喜んでくださってうれしいです。

――その時々の思いを、ストレートに表現した作品も多数収録。執筆当時の思い出は?

山崎:悩んで書いた文章はまどろっこしく、編集部の方にアドバイスを頂きながら直しました。反対に、スッキリとのびのび書いているのが伝わる文章は、スラスラッと書き終えて。気持ちが文章に乗ると思いました。

――ときには、自宅で「午前2時」に書く日もあったそうですね。

山崎:全部ではないですけど、忙し過ぎて、日をまたいでから書く日もたびたびありました。私の場合、1人の時間でないと筆が進まないんです。行き帰りの車中や仕事の楽屋では集中できなくて、1人で喫茶店にいるとき、夜中、自宅にいるときをメインに執筆していました。

――エッセイでは自身の悩みやコンプレックスなど、負の感情も吐露。素の自分と向き合う苦しさはなかったのでしょうか?

山崎:この数年で負の感情に取りつかれなくなってきたんです。いさぎよく、すぐ忘れようとするし、覚えていても無駄だなと思うので。でもエッセイでは、負の感情だとしても「覚えておいた方が身のため」「もしかしたら同じ気持ちを抱く読者の方もいるかもしれない」と思ったことを書いてみました。

――以前、『SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ』(Tokyo FM/毎週土曜17時)にゲスト出演されたとき、パーソナリティの麒麟・川島明さんが山崎さんのことを「物事を俯瞰(ふかん)」で見ていると評価していましたが、お話を伺っていても伝わってきます。

山崎:自分すらも客観的に見ているし、あまり感情的にならないんです。それでも何かつっかかったときは、ラジオやエッセイで吐き出しています。言葉にしたら、それ以上考え込むのをやめる。そうすればストレスも減ります。

――昔も今も変わらず?

山崎:変わっていません。たぶん、小さい頃からずっと。自分からやりたいと思ったことでも、環境やタイミングなど、条件を見てやめることがあるし、どちらかというと理屈型なんです。慎重ですし、衝動的に感情が動いて「何かやっちゃいました…」ともならなくて。俯瞰的に見過ぎている自覚もありますけど、自分に酔えないし、これからも変わらないと思います。

■言葉を大切にする理由は他人の「言葉に傷付いた」経験があるから


――エッセイでは、過去の経験はすべて「私らしくいるために自分を高める学びの場」だったと振り返っています。その過程の一つ、アイドル時代の「学び」は?

山崎:人との会話の仕方です。こうしたインタビューの機会も学びの場で、テーマに沿ったお話を聞いていただくときに「どう聞かれたらうれしいか」「どうすれば自然に話を運べるか」を、プロのインタビュアーの方々からたくさん学びました。ラジオ番組『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(Tokyo FM/毎週月曜〜木曜13時、通称ダレハナ)で、ゲストの方をお迎えしたときに「こう聞けば気持ちよくしゃべっていただけるかな」と、とっさに判断する訓練にもなりました。

――経験が今につながっているんですね。

山崎:だからこそ、神経質になってしまうときもあります。反対に、相手の言葉に思いやりがないと感じると、距離を置いてしまうときもあって。でも、それは自分が気にするからこその反面教師ですし、他人に対して「ありがとう」「ごめんなさい」をすぐ出すとか、言葉の添え方を気をつけようと思っています。元々、自分がしゃべる言葉にコンプレックスがあったので。

――コンプレックスとは?

山崎:エッセイでも、小学校時代に「気が強い」と揶揄(やゆ)されて落ち込んだ思い出を書いたんですけど、子どもの頃からニコニコと愛想よくするのではなく、頭で考えてパッと言葉に出してしまう自分にコンプレックスがありました。そんな自分が嫌で「直そう」と思って生きてきて、勉強になったのがラジオでした。『ダレハナ』は昼帯のFM番組なので雰囲気作りが大事ですし、やわらかく言葉を出す訓練になりました。

――生き方の「学び」にもなったラジオでは、聞き上手な印象も。質問時の工夫は?

山崎:ゲストでお迎えする方のファンの皆さんに、喜んでいただける話を聞くことができるかどうかを心掛けています。例えば、アーティストの方であれば作品制作の裏側やこだわりとか。事前に、直近のインタビュー記事を探して読んでみたり、俳優さんであれば映画も見ます。ゲストの方を知らない方がラジオを聴いているのも想定して、魅力が伝わり、好きになってもらえる人が1人でもいたらいいとも思っています。

――一方、コメンテーターの役割を求められる情報番組では「いつも直前まで悩む」と、エッセイで明かしていました。

山崎:政治や経済、宗教といったセンシティブな話題を扱うことも少なくないので「自分の言葉一つで誰かが傷付くかもしれない」と考えています。誰かにへつらって話すのではなく、正直で率直な気持ちを言うけど、何かと対比して一方を落とすような発言をしないようにとか。少しずつ、気になったところから意識しています。

――お話を聞いて、いかなる場面でも「言葉」に対して繊細な印象を受けました。

山崎:人から浴びせられた言葉に傷付いたり、発言が誤解されて自分が嫌になる経験があったからだと思います。神経質になり過ぎて疲れてしまうときも多いですけど、自分の性格が「言葉」の仕事でも生かせていると思いたいし、エッセイやラジオ、コメンテーターのお仕事でもプラスに働いたらいいなと思っています。

(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:山田健史)

 『山崎怜奈の言葉のおすそわけ』はマガジンハウスより発売中。価格は1980円(税込)。

山崎怜奈  クランクイン! 写真:山田健史


(出典 news.nicovideo.jp)

山崎 怜奈(やまざき れな、1997年〈平成9年〉5月21日 - )は、日本のタレント、クイズプレイヤー、ラジオパーソナリティであり、女性アイドルグループ・乃木坂46の元メンバーである。マウントケープ所属。東京都江戸川区出身。身長164 cm。血液型はB型。郁文館中学校・高等学校、慶應義塾大学環境情報学部卒業。…
60キロバイト (7,712 語) - 2023年4月9日 (日) 05:36


現在はインターネットやSNSの普及によって、言葉の意味が軽んじられることがあるような気がしますね。山崎怜奈さんが言うように、自分たちの言葉が周りの人たちに与える影響を常に意識し、良い言葉を選ぶことが大切ですね。

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